アマチュア無線

2/25 CUBE-SATの情報公開について

近年打ち上げ機会の増加に伴い、宇宙空間でのアマチュア無線利用が急増し、安易に利用する向きが見られることを憂慮するものです。

アマチュア無線の利用については、以前九州地区の小型衛星関係講演会で、唯一HAMとしてメンバー入りしている私が講演した次の内容を参考に紹介します。

http://www.i-qps.net/qssf/archive/meeting_papers/3rd/iji.pdf

28日打ち上げのH2Aペイロードの各Cube-Satは、期日が迫る中、未だに肝心のフォーマット公開が軒並み遅れている状態です。
違法状態の電波が飛び交いそうです。

アマチュア無線は、商業業務無線と異なり、各国の権益を代表するものではなく、世界中のアマチュア無線局が業務無線と対抗して周波数防衛・拡大に努めてきたものです。
その成果の元、毎日アマチュア無線で研究・自己訓練を行っているところです。

Cube-Satは、アマチュア無線ではないという反対意見が大半を占める中、私は東大のXI-IV・東工大のCUBE-1打ち上げ計画に際し、積極的に応援しました。
アマチュア無線の原則を守る以上、多くの形態の無線利用が有ってしかるべきだとする考え方からです。

---------違法電波が飛び交うと言う意味を解説------
1.アマチュア無線通信は、公開が大原則...
2.例外は、宇宙の安全のために衛星管理用コマンドの秘匿を許可。
3.アマチュア局が受信した際、意味不明は秘匿=「暗語」とみなし、国際法にも違反。
4.公開できない研究内容ならば、アマチュア無線帯使用を企画してはならない。
5.たとえ、アマチュア局の協力が不要としても、公開の大原則は遵守すべきもの。

25日現在において、努力の様子が伺えるのは、3大学くらいでしょうか。

ある大学は照会に対し、フォーマット公開はしない方針との回答を寄せてきました。

その理由は、
「受信報告の真偽の区別がつかなくなってしまい,管制判断に支障をきたす可能性があるため,」
とのことです。
この理由を何とか理解しようと努めましたが、出来ませんでした。

実に残念ですが、事前に指導しておかなかった我々にも責任があると言えなくはないでしょう。

今後は、事前の周波数コーディネート段階を好機に、アマチュア無線の指導を強めるべきと思量します。
直接その任に当たるJARL及びJAMSATの責任は重大と考えます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

アマチュア無線 | 訃報 | 趣味